連日ニュースになっている知床クルーズ
昨夏、私も別会社のウトロ港から知床岬まで
往復する同じコースを利用しました。

知床クルーズには大型観光船が１社と
クルーザー型の４社が運航しています。

クルーザー型の良い点は岸まで近づけて
ヒグマや滝を間近に見れること。
ツアー会社の団体客は大型船に乗船することが
多いように見受けられました。

７月から８月にかけての知床クルーズは
波の状態が良いと言われていますが
私たちが乗船する前日は、波が高くて
どのコースも欠航していました。

翌日、私たちが知床岬コースに乗船するときは
「波が高くなってきたら途中で引き返します。
その時には返金はできません。」←これ大事
と事前説明がありました。

事故の連絡があった場所、カシュニの滝
川の水が岸壁に遮られることなく３０mの高さから
海にストレートに落ちる滝。

オホーツク海に面する知床岬。
一般の観光客は立ち入りできないので
海から見るだけ。

知床クルーズの目玉は何といっても
野生のヒグマを見られること。

スマホなので大きくは撮れませんでしたが
それぞれ違う場所で撮ってます。
この辺りは開けた場所ですが
切り立った崖のそばにいるヒグマも見たし
親子熊も見かけたので計４回遭遇しました。

真夏でも船上では長袖シャツの上に
フリースを着用しました。
夏でも寒かったので、この事故を考えると
どれだけ寒く、そして恐怖だったか……。

運航会社のことが取り沙汰されていますが
クルーズ申し込み時に、各クルーズ会社の内部情報は
私たちにはわかりません。

事故が起こって初めていろいろな問題があったことが
明るみに出ましたが、クルーズ会社各社の協定で
安全運行に関する一定の基準があったようです。
でもこの運航会社は無視し続けていたことも
報道で知りました。

コロナ禍で経営が苦しかったのか、他の会社が
運航する前に運航開始したこともことも併せて
安全がなによりも優先されなければいけないのに
その安全を軽視したことは許されないし
ウトロの他のクルーズ会社にとって、この代償は
あまりにも大きいです。