知床に行こう！と決めたのは
知床五湖の散策をしたかったから。

地上遊歩道を進み五湖全てを回る緑色矢印の大ループと
冬季閉鎖時以外はいつでも自由に歩けるオレンジ色の高架木道

私たちが行った８月は、１０分ほどのレクチャーを受けると
ガイド無しでも地上遊歩道（大ループ）を歩いて
散策することができます。

しかし、ここはヒグマの生息地。
ヒグマと遭遇した時の対処法を習得したガイドさんに
レクチャーを受けながら散策した方が安心なので
午前中は知床五湖、午後は知床の森と野生動物や
絶景を見る１日ガイドツアーに申し込みました。

地上遊歩道にヒグマが出没すると、フィールドハウス側から
遊歩道閉鎖の処置がとられますので、その時は高架木道での
散策となります。

原生林に囲まれた知床五湖。
知床連山が湖面にうつる姿や多様な植物も見られます。
この日は雲が出て知床連山の姿ははっきり見えず。

バリアフリーになっている高架木道は
ヒグマが登らないよう電気柵が巡らされているので
事前レクチャー無しで誰でも散策ができます。

大ループ 3ｋｍをのんびり2時間ぐらいかけて散策しました。
ガイドさんが知っているたくさんの知識から
説明していただけるので、自分たちで歩くよりも
ずっと勉強になったし、楽しい散策となりました。

ちなみにガイドをするには
登録引率者という資格が必要で、これには研修を受け
筆記・実地の試験に合格した人が晴れて登録引率者になれます。
この登録は１年更新で、毎年試験があるそうです。

知床の自然を後世に残すために
１時間あたりに入れる人数の制限など
ヒグマと共存し、知床本来の自然を楽しめるように
一定のルールで遊歩道を利用することになります。

ヒグマ活動期（5月～7月）の知床五湖は
ほぼ毎日のようにヒグマが出没するようです。
私たちが散策した日の午後も、ヒグマを見かけたそうで
２時間ほど閉鎖になりました。

知床五湖の全景。下側の木道も結構長いですよ。
（画像は知床財団よりお借りしました）

五湖の散策を終えて、ガイドさんの車でウトロまで戻ります。
それぞれ昼食をとって再度集合し、原生林のなかの散策です。

五湖は平坦な道でしたが、原生林は少し起伏があります。

ヒグマの爪痕

エゾシカ

親子のエゾシカもいました。

エゾシマリス

この散策でも森のくまさんには遭遇しなかったので
良かった～と安堵。

こんな断崖絶壁も見られますよ。

１日かなりの距離を歩きましたけど
山に登ることを考えたら楽勝です！

自分たちで散策するには限界があるので
１日ガイドツアーを申し込んですごくよかったです。

私たちが申し込んだガイドツアーは こちら ↓

知床クルーズの夜、ナイトツアーで出かけて
シマフクロウも見ることができました。
が、写真には撮れず。

道路で見かけたキタキツネ。何匹か見かけましたが
子供のこのこが一番痩せてた (´；д；`)
どうも親から見捨てられたらしいの。
それでもエサを与えてはいけません！！

知床ウトロ地区にはセコマとセブンの２軒の
コンビニがあります。
過去にヒグマがきたことがあるので
どちらも自動ドアではありません。
自動ドアからヒグマが入ってきたら…と
考えただけで恐ろしい （ｐ>□<ｑ*）