気の向くままに

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駅物語

「大事なことを三つ言っとく。緊急時は非常停止ボタン。間に合わなければ走れ。線路に落ちたら退避スペースに入れ」 酔っ払う乗客、鉄道マニアの同期、全自動化を目論む副駅長に、圧倒的な個性をもつ先輩たち。毎日100万人以上が乗降する東京駅に配属された若菜は、定時発車の奇跡を目の当たりにし、鉄道員の職務に圧倒される。
講談社BOOK倶楽部より


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この本の舞台は『東京駅』
人にはそれぞれ、駅に対する何かしらの思い入れが
あるかもしれませんが、その中でも
『東京駅』は別格な存在じゃないでしょうか。


就職した当時は新宿駅、その後、東京駅
現在は新橋駅と、うちの事務所の最寄り駅は変わったけど
一番長く利用していたのが『東京駅』なのね。


どんな物語になっているのかと読み進めていけば
ちょっとご都合主義的な感じもあるけれど
取材が大変だったのでは?と思うこともあり。


葛藤し、悩みながらも前向きに頑張る主人公と
一癖、二癖もある同期や上司とのやり取りのなかで
駅員さんの苦労も理解できる物語になっていると思います。


私の友達のJR駅員は勤務中に
不倫カップルの女性側の夫がこのカップルと
駅構内でもめているのを止めに入って
“殴られる“という目にあいました (;´ρ`)


また、ホームで別れ話をしていたカップルの
相手が電車に飛び込んだと、目撃した人から
連絡を受けたこともあったそうです。


今、コロナ禍での飲酒制限がなくなって
てきめんなのが、ホームなどにある
飲んだ後の汚物。


制限があったときはきれいだったのに。
これも駅員さんがお掃除するんですよ。


定時運行という駅員の本来業務、それ以外の
仕事もあるんだ!と理解してくれたら
酔って駅員を殴るとか、嫌がらせをしたりできないはず。


そんなことを思いながら読了しました。


JR東日本の数ある駅長のなかで、東京駅の駅長だけは
常務執行役員になれるので、そういう意味でも
『東京駅』は別格な存在ですね。

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